「もう、打つ手がない…」
銀行の担当者から融資を断られた帰り道、肩を落とす社長の姿が目に浮かびます。
鳴り止まない支払い催促の電話。
月末に迫る従業員の給料。
眠れない夜を過ごし、資金繰りのことで頭がいっぱいになっているのではありませんか?
そのお気持ち、痛いほどよく分かります。
諦めてしまうのは、まだ早いです。
こんにちは、フリーランスでファイナンシャルアドバイザーをしている佐々木 恵と申します。
かつて大手ノンバンクに勤め、その後ファクタリング会社の立ち上げにも関わってきました。
金融業界の表も裏も見てきたからこそ、銀行融資がダメだったとしても、まだ道は残されていることを知っています。
この記事は、まさに今、あなたが抱えている資金繰りの悩みを解決するために書きました。
この記事を読み終える頃には、あなたは「最後の切り札」を手に入れ、なぜ今まで一人で悩んでいたんだろうと、心が軽くなっているはずです。
資金繰りの悩みから解放され、再び事業に集中できる明日を取り戻しましょう。
目次
なぜ銀行はあなたに融資をしてくれなかったのか?
まず、少しだけ立ち止まって考えてみませんか。
なぜ、銀行は融資をしてくれなかったのでしょうか。
「自分の経営がダメだからだ…」とご自身を責めているかもしれませんね。
でも、決してそれだけが理由ではないのです。
銀行が融資の審査で何よりも重視するのは、あなたの会社の「過去」です。
具体的には、決算書に書かれた数字を見て、「貸したお金を、きちんと返してくれる能力があるか」を判断します。
残念ながら、以下のような状況だと、銀行は「返済能力に疑問あり」と判断し、融資のドアを閉じてしまうことがほとんどです。
- 赤字決算が続いている
- 債務超過に陥っている(会社の資産より負債が多い状態)
- 税金や社会保険料の滞納がある
これは、あなたの事業の将来性や、社長であるあなたの情熱を否定しているわけではありません。
銀行は、その組織のルール上、「過去の数字」で判断するしかないのです。
ここだけの話ですが、金融機関の担当者も心苦しいと思っています。
事業の将来性を感じて応援したいと思っても、稟議書を決裁する上司や本部は、綺麗な数字が書かれた決算書でなければ首を縦に振ってくれないのが現実なのです。
つまり、銀行融らなかったのは「過去の財務状況」が基準に満たなかっただけであり、あなたの経営者としての価値が否定されたわけではない、ということです。
融資の代わりではない!ファクタリングが「最後の切り札」と呼ばれる3つの根拠
「銀行がダメなら、もう終わりだ…」
そう思うのは、まだ早すぎます。
銀行融資とはまったく違うアプローチで、あなたの会社を救う資金調達方法があります。
それが「ファクタリング」です。
なぜ、ファクタリングが銀行融資を断られた社長にとって「最後の切り札」になり得るのか。
それには、明確な3つの根拠があります。
根拠1:審査の主役が違う!「あなたの会社」ではなく「取引先(売掛先)」の信用力が問われる
これが銀行融資との最大の違いです。
銀行は「あなたの会社」の返済能力を見ますが、ファクタリング会社が見ているのは「あなたの取引先(売掛先)」の支払い能力です。
ファクタリングは、あなたが持っている「請求書(後日、取引先から入金されるお金=売掛債権)」をファクタリング会社に買い取ってもらうサービス。
ファクタリング会社のリスクは「取引先から、ちゃんとお金が回収できるか」という一点に尽きます。
だから、たとえあなたの会社が赤字決算や債務超過であっても、取引先が信用力の高い大手企業や官公庁であれば、問題なく利用できるケースが非常に多いのです。
“え、うちが赤字でも、取引先がしっかりしていれば大丈夫ってこと?”
まさに、その通りです。
審査の主役が違う。これがファクタリングが最後の切り札たる所以です。
根拠2:最短即日のスピード!「黒字倒産」の危機から会社を救う
銀行融資は、申し込みから審査、着金まで数週間、長ければ1ヶ月以上かかることも珍しくありません。
しかし、月末の支払いは待ってくれません。
ファクタリングの魅力は、その圧倒的なスピード感にあります。
申し込みから審査、入金まで、最短で即日、長くても数営業日で完了します。
売上は立っているのに、入金サイトが長くて手元の現金が尽きてしまう「黒字倒産」の危機に瀕している社長にとって、このスピードは命綱になります。
「あと数日あれば…」という局面で、確実に会社を救うことができるのです。
根拠3:負債が増えない!決算書(B/S)を傷つけない「資産の現金化」である
銀行融資は、当然ながら「借金」です。
決算書(貸借対照表=B/S)には「負債」として計上され、自己資本比率が悪化します。
一方、ファクタリングは「借金」ではありません。
あなたの会社が持つ「売掛債権」という資産を、ファクタリング会社に売却して現金化する取引です。
そのため、負債は一切増えません。
決算書を傷つけることがないため、将来的に銀行との再取引を考えている場合でも、悪影響を与えずに当座の資金を確保できるのです。
【元業界人が本音で解説】ファクタリングの仕組みと正しい選び方
「ファクタリングが良いのは分かったけど、仕組みがよく分からない…」
ご安心ください。誰にでも分かるように、丁寧にご説明しますね。
そもそもファクタリングとは?小学生でもわかる仕組み解説
ファクタリングは、とってもシンプルです。
- STEP1:あなたが取引先に商品を納品し、請求書(例:100万円)を発行します。
- STEP2:その請求書をファクタリング会社に「買い取って!」とお願いします。
- STEP3:ファクタリング会社が審査し、手数料(例:10万円)を差し引いた金額(例:90万円)を、あなたに先払いしてくれます。
- STEP4:後日、取引先からあなたに100万円が入金されたら、それをそのままファクタリング会社に支払って完了です。
たったこれだけです。
将来入ってくるはずのお金を、手数料を支払うことで前倒ししてもらうサービス、と考えると分かりやすいですね。
「2社間」と「3社間」どちらを選ぶべき?メリット・デメリットを徹底比較
ファクタリングには、主に「2社間」と「3社間」という2つの契約形態があります。
これは非常に重要なので、しっかり理解しておきましょう。
| 契約形態 | 2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング |
|---|---|---|
| 契約者 | あなた と ファクタリング会社 | あなた と ファクタリング会社 と 取引先 |
| 取引先への通知 | 不要 | 必要(承諾を得る) |
| 手数料 | 高い (約8%~18%) | 安い (約1%~9%) |
| 入金スピード | 速い (最短即日) | 遅い (数日~1週間以上) |
| メリット | ・取引先に知られずに資金調達できる ・資金化までのスピードが速い | ・手数料が圧倒的に安い ・審査に通りやすい |
| デメリット | ・手数料が高い ・悪徳業者が多い | ・取引先の承諾が必要 ・資金化に時間がかかる |
ここだけの話…あなたの会社に本当に合うのはどっち?判断基準をこっそり教えます
どちらを選ぶべきか、迷いますよね。
元業界人として、判断基準をこっそりお教えします。
「何があっても取引先に知られたくない、そして1日でも早く現金が必要!」
という場合は、手数料が高くても「2社間ファクタリング」一択です。
多くの経営者が、事業への影響を考えてこちらを選びます。
「手数料は1円でも安く抑えたい。取引先との関係も良好で、協力をお願いできる」
という場合は、迷わず「3社間ファクタリング」を選ぶべきです。
取引先にファクタリングの利用を知られることになりますが、その分、手数料を劇的に抑えることができます。
最近ではファクタリングの認知度も上がっており、「資金繰りの一つの手法」として理解してくれる取引先も増えていますよ。
気になる手数料は?高いと言われるファクタリングの費用相場と裏側
「ファクタリングは手数料が高い」というイメージをお持ちかもしれませんね。
確かに、銀行融資の金利と比べると高く感じます。
ファクタリング手数料の相場一覧(2社間 vs 3社間)
- 2社間ファクタリング:8% ~ 18%
- 3社間ファクタリング:1% ~ 9%
例えば、100万円の請求書をファクタリングする場合、2社間なら8万円~18万円、3社間なら1万円~9万円の手数料がかかる、ということです。
なぜ手数料は融資の金利より高いのか?納得できる理由
これにはちゃんとした理由があります。
一言でいえば「ファクタリング会社が負うリスクの大きさ」です。
3社間の場合、取引先に債権を譲渡したことを通知し、承諾を得ます。
これにより、ファクタリング会社は取引先から直接売掛金を回収できるため、お金を取りっぱぐれるリスクが非常に低くなります。だから手数料が安いのです。
一方、2社間の場合は、取引先には通知しません。
あなたに入金されたお金を、ファクタリング会社に支払ってもらう形になります。
万が一、そのお金を使い込んでしまったり、会社が倒産してしまったりすると、ファクタリング会社は売掛金を回収できなくなってしまいます。
この「回収できないかもしれない」という高いリスクを背負っているため、手数料も高く設定されているのです。
【交渉術】手数料を少しでも安くするための3つのコツ
ただ、提示された手数料をそのまま受け入れる必要はありません。
少しでも負担を軽くするために、以下の点を意識して交渉してみましょう。
- 信用力の高い請求書を選ぶ:誰もが知っている大手企業や、過去の取引実績が豊富な優良企業の請求書は、回収リスクが低いと判断され、手数料が安くなる可能性があります。
- 複数の会社から相見積もりを取る:「他社さんは〇〇%で提示してくれています」と伝えることで、競争が働き、より良い条件を引き出せる可能性が高まります。
- 継続的な利用を視野に入れる:一度きりの利用ではなく、今後も継続的に利用したいという意思を伝えれば、優良顧客として手数料を割引してくれることがあります。
これだけは知っておいて!悪徳ファクタリング業者を見抜く5つのチェックポイント
残念ながら、資金繰りに困っている経営者の弱みに付け込む悪徳業者がいるのも事実です。
大切な会社を守るために、契約前には必ず以下の点を確認してください。
あなたの会社を狙う悪徳業者の危険な手口
悪徳業者は、ファクタリングを装って、実質的な「ヤミ金」と同じ行為をしています。
彼らは「貸金業」の登録をしていないにもかかわらず、高金利の貸付を行おうとします。
絶対に騙されてはいけません。
チェックリストで一目瞭然!契約前に必ず確認すべきポイント
- 契約書が「売買契約」になっているか?
- ファクタリングは「債権売買契約」です。「金銭消費貸借契約」となっていたら、それは貸付(借金)なので絶対にNGです。
- 「償還請求権なし(ノンリコース)」の契約か?
- これは最重要ポイントです。「償還請求権あり」の契約は、万が一取引先が倒産した場合、あなたが代わりに支払う義務を負うという内容です。これは実質的な貸付であり、違法な可能性があります。
- 手数料が相場から著しく逸脱していないか?
- 相場(2社間で20%程度が上限)を大幅に超える手数料を提示されたら、悪徳業者を疑いましょう。
- 会社の所在地や連絡先が明確か?
- ウェブサイトに住所が記載されていない、固定電話がなく携帯電話の番号しか教えてくれない、といった業者は危険です。
- 契約内容を急かしてこないか?
- 「今日中に契約しないと枠が埋まる」などと契約を急かし、冷静な判断をさせないのは悪徳業者の常套手段です。
もし一つでも怪しい点があれば、その会社とは絶対に契約しないでください!
「給与ファクタリング」は絶対にNG!金融庁も警鐘を鳴らすヤミ金の手法
最近、「給与ファクタリング」という言葉を聞くかもしれませんが、これは絶対に手を出してはいけません。
これは個人が受け取る給料を債権とみなし、手数料を取って前貸しするものですが、金融庁はこれを「貸金業にあたる」と明確に判断しています。
無登録でこれを行っている業者は、すべてヤミ金です。甘い言葉に誘われて、地獄を見ることになります。
Q&Aで解決!ファクタリング利用前の最後の不安
さあ、あと一息です。
ここまで読んで、まだ残っているかもしれない疑問に、Q&A形式でお答えしますね。
Q1. 個人事業主でも利用できますか?
はい、もちろん利用できます。
法人だけでなく、個人事業主を対象としたファクタリングサービスもたくさんあります。
ただし、法人に比べて事業の信用性が分かりにくいため、売却する請求書(売掛債権)の相手先が誰か、という点がより重要になります。
Q2. 審査では具体的に何を見られますか?
主に以下の3点が見られます。
- 売掛先の信用力:帝国データバンクの評点や、上場企業かどうかなどが見られます。一番重要なポイントです。
- 売掛債権の存在確認:請求書や契約書、過去の入金履歴が分かる通帳のコピーなどで、その請求書が本物かを確認します。
- あなたの人柄:意外かもしれませんが、経営者であるあなた自身が信頼できる人物かも見られています。面談時の受け答えは誠実に行いましょう。
Q3. 取引先に知られずに利用する方法はありますか?
はい、あります。
先ほどご説明した「2社間ファクタリング」を利用すれば、取引先に一切知られることなく資金調達が可能です。
ファクタリング会社から取引先に連絡がいくことはありませんので、ご安心ください。
Q4. 債権譲渡登記って何ですか?必要なの?
少し専門的な話になりますが、「債権譲渡登記」とは、その請求書(売掛債権)の権利が、ファクタリング会社に移りましたよ、ということを法的に公示する制度のことです。
これは主に2社間ファクタリングで、ファクタリング会社が二重譲渡(あなたが同じ請求書を別の会社にも売却してしまうこと)のリスクを防ぐために行われます。
登記が必要かどうかはファクタリング会社の方針によります。
登記をすると費用がかかったり、司法書士との面談が必要になったりしますが、登記を不要としている会社もありますので、契約前に確認してみてください。
まとめ
銀行から融資を断られ、目の前が真っ暗になっていたかもしれません。
しかし、この記事をここまで読んでくださったあなたは、もう一人ではありません。そして、道は閉ざされていないことをご理解いただけたはずです。
最後に、今日の最も重要なポイントを振り返りましょう。
- 銀行が見るのは「過去」。ファクタリングが見るのは「取引先の信用力」。
- 赤字決算や税金滞納があっても、ファクタリングなら利用できる可能性が高い。
- ファクタリングは借金ではなく「資産の現金化」。決算書を傷つけない。
- 取引先に知られたくなければ「2社間」、手数料を安くしたいなら「3社間」。
- 悪徳業者から身を守るため、「償還請求権なし」の契約か必ず確認する。
社長、あなたは今まで本当に一人でよく頑張ってこられました。
ですが、資金繰りのような専門的な問題を、一人で抱え込む必要はありません。
今、あなたが取るべき次のステップは、信頼できるファクタリングの専門家に、現状を相談してみることです。
話すだけでも、気持ちが楽になります。
そして、具体的な解決策が見えれば、明日からの景色はきっと変わるはずです。
あなたの会社がこの危機を乗り越え、再び力強く成長していくことを、心から応援しています。